医療保険の基本保障と特約について解説

保険には契約によって色々な特約がありますが、保障と特約の違いはご存知でしょうか。

医療保険は各会社で保障内容や保険料が異なりますが、基本は共通になっています。ここでは、基本保障と特約についてご説明します。


医療保険の基本保障

医療保険は病気やケガで入院したり、所定の手術を受けたときに、入院給付金や手術給付金が受け取れます。死亡した際には死亡保険金が支払われる医療保険もありますが、金額が数十万円と少額です。

契約する際に定めた期間のみの保障を確保する定期型と、一生涯の入院保障を確保できる終身型があります。

更新型の場合は定めた期間(多くは10年・15年・20年のいずれか)を経過すると更新する必要があります。更新する際には更新時の年齢で保険料を再計算するため、保険料が高くなることがほとんどです。

しかし、健康状態についての告知が不要なため、医療保険に加入後、健康状態が悪くなった場合などでも保障を継続することができます。

終身型は一生涯同じ保険料で保障が持てる医療保険を指します。保険料は更新型に比べて高くなりますが、途中で保険料が上がらないため、合計の保険料で見ると終身型の方が安くなります。


入院の保障

日帰り入院、1泊2日の入院から保障するタイプや、入院5日目から保障する5日型(4日免責)があります。

現在は、日帰り入院から保障するタイプと、1泊2日の入院から保障するタイプが主流となっています。



入院給付金の支払い日数
1回の入院での支払い限度と、通算日数での支払い限度の2種類があります。1回の入院での支払い限度は62日か124日で医療保険によって異なります。

ここでの1回の入院の定義ですが、退院から180日以内に同じ病気(または関連性のある病気)で再入院した場合は、前回の入院とあわせて継続した1回の入院となります。

180日以上経ってから再入院した場合は、新たな入院となり給付金の支払い対象になります。通算日数での支払限度はほとんどの医療保険で1095日になっています。

つまり、契約してから1096日以上は入院給付金の支払いを受けることができません。しかし、がんのみ無制限などの拡充をしているものもあるため、確認が必要です。


手術の保障

医療保険によって保障される手術の種類が2通りに分けられます。

公的医療制度と連動している医療保険 病院で発行される領収書の手術欄に診療報酬点数が記載されている手術が、給付金の対象となります。種類は1000を超えており、今の医療保険ではこちらが主流の保障範囲となっています。
参考サイト:国民生活センター 生命保険会社の約款に所定した手術が保障対象の医療保険 契約する際に生命保険会社から約款という規定集が交付されます。 この約款の記載されている手術のみ給付金の支給対象とする医療保険も現在販売されています。

対象の手術は100種類ほどのため、保障範囲は公的医療制度と連動している医療保険の方が保障範囲が広いと言えます。


医療保険に付帯する特約

医療保険を契約する際には特約を付けることができます。

生命保険会社によって、特約の種類が異なっているため、資料で確認する必要があります。 以下では、多い特約をご説明します。

成人病入院特約

がん、脳血管疾患、心疾患、高血圧性疾患、糖尿病のいずれかで入院したときに、基本の入院給付金に上乗せして給付金が支払われます。

先進医療特約

全額自己負担となる先進医療を受けた場合に、技術料に応じて先進医療給付金が支払われます。 金額は2000万円に設定されている生命保険会社が多いです。

通院特約

入院給付金の支払い対象となる入院をして退院した後、入院の原因となった病気、けがの治療が目的で通院した場合に給付金が支払われます。 通院1日につき数千円から10000円の保障の形が多いです。

保険料払込免除特約

約款所定の状態になった際、保険期間満了までの保険料が免除になり、医療保障を持ち続けることができます。

医療保険を選ぶ際のポイント

様々な生命保険会社から医療保険が販売されていますが、それぞれに特徴があるため、把握してから加入することをおすすめします。 入院の限度日数についても医療保険によって異なっているため、加入する前に調べることが必要です。

また、特約は医療保険によって異なる上に、加入したあとで付加できないこともあるので加入する際によく検討する加入しなければなりません。


まとめ

医療保険の基本の部分と生命保険会社によって異なっている部分についてお伝えしました。

特約は、医療保険に加入することで付帯することが可能で、単体で加入することができません。また、特約は外すことができないものもあるため、加入時に確認しましょう。

医療保険の期間や、入院と手術の保障の内容を確認した上で、特約をカスタマイズすることで、自分に合った医療保障を確保することができます。

この記事を参考に自分にあった医療保険選びをして頂けると幸いです。